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複数のwwwサーバーを1個のIPで公開する!

  今、ネットワーク カメラが安く出回り、個人でも、ペットの監視、セキュリティ等に使用されています。2〜5万円くらいで、手に入ります。これらは、単独で、wwwサーバーを持ち、パソコンなしで機能します。更に、バン、チルト機能があり、遠隔で向きを変更でき、有線のみでなく、無線でも、接続できます。物によっては、赤外線で、動きを察して、これを記録するものや、威嚇の光、音を出すものもあります。 今までのUSB接続のwebカメラとは違います。直接Lanに接続して使用するものです。多くのメーカーが出しています。下の図は見本です。


更に、これにアクセスできるのは、パソコンばかりではなく、400番以上の携帯電話からもアクセスできるようになっています。物によっては、音声も交信できるものもあります。この接続のために、1個の動的IPにDDNSを有償、無償で 提供するところが殆どです。(”DDNS”とはダイナミックDNSのことで、動的IPを文字のURLに変換して、一定の接続を保障してくれる、システムのこと)


  さて、1台のネットワーク カメラでは足りない場合は、ルーターとwwwサーバーの設定によって、1個のグローバルIPで複数公開が出来ます。ここでは、Apache2.0.52を例にとって、その設定の仕組みに、ついて見てみたいと思います。


  ここでApache2.0.52について断っておきますが、Linux(Fedora core3)サーバー用のもので、Apache1.30系とは違いがあるということです。同じApacheで違いがあり、同時に開発は進行しています。
  
Apache 2.0.52 のリリース(2004/09/29)
Apache 1.3.33 のリリース (2004/10/28)
  これが05/03/03現在のバージョンです。windows版もあります。
   更に今回問題とする、変更箇所が 名前も場所も違うのです。 133行Lsten 80の部分です。
  /etc/httpd/conf/httpd.conf
  から次のようになっています
  
   125 # Listen: Allows you to bind Apache to specific IP addresses and/or
   126 # ports, in addition to the default. See also the
   127 # directive.
   128 #
   129 # Change this to Listen on specific IP addresses as shown below to
   130 # prevent Apache from glomming onto all bound IP addresses (0.0.0.0)
   131 #
   132 #Listen 12.34.56.78:80
   133 Listen 80
  
  
  普通デフォルトで80番ポートが指定されています。これを変更します。 ところが、Apache1.30系では ” Port 80 ” という項目になっています。これを変更することで同じことを実現するわけです。勿論Apache2.0.52にはこれは存在しません。
  さて、問題は、ポートの変更でなにができるかということですが、グローバルIPはLanの内部に入って、(この時ルーターを使用します)複数のプライベートIPに分割できます。この時 分割されたプライベートIPに 各wwwサーバーを接続させるのです。ところが各wwwサーバーが同じポート番号を持っていたのでは、外部(Internet側=wanといいます)からはどれが目指す、wwwサーバー(例えばカメラ)かが 分かりません。確かにLanの内部では複数のプライベートIPに分割され、ここの中では識別が出来ても、グローバルIPが1個なので、wan側では識別が不可能です。ここでポート番号の区別でwan側でも識別が出来るようにするわけです。簡単にまとめましたが、もうひとつ、プロトコルという区別もあります。只、この場合wwwは、共に、プロトコルはtcpですので、結局、ポート番号の区別で この通信を実現するわけです。通常プライベートIPアドレスとは、192.168.254.001〜192.168.254.255等の間で使用されます。これを元に、割り当てた機器にルーターが振るのです。この時、どのプライベートIPをグローバルIPに公開させるのかという設定を、ルーターにしてやらなければなりません。どれでもいいということでは、Lanの内部がめちゃくちゃになります。これがNATの設定と呼ばれます。同時にwanからの不法侵入を防いでくれます。例えば

  nat 192.168.254.1 tcp 80 0.0.0.0

の様な形になります。ルーターの種類で少し違いがありますが、natとしてから プライベートIPを 書いて プロトコル  ポート番号 グローバルIPです。動的グローバルIPの場合0です。
更につづけて

  nat 192.168.254.2 tcp 1030 0.0.0.0
等とします。
  ”2”にして、更に、ポートを”1030”にしています。これで区別が出来ました。ポートは通常”1024”までが サーバー内で使われるものなので敢えてこれを避けて ”1030”を指定しました。更に最後に、

  nat * * * * 0.0.0.0
を加えます。意味は全ての機器がグローバルIPを利用できることのためです。* *が全てのプライベートIPを意味して、次の*が全てのプロトコル、その次の*が全てのポート番号です。これは全てのLanに接続されている機器(pcの場合もあります)がInternetに接続するために、必要です。
これらの設定方法文字の入れ方は、ルーターによりますので 各ルーターの設定に従ってください。(因みにこれは CR-110 というものです)

  さて、最初のApacheの設定ですが、
   133 Listen 80
   80を1030に変更したら
  
   # /etc/rc.d/init.d/httpd reload
  
  で読み込ませます。
listen ”1030”に 変更すると、# netstat -lnpでも変更は確認できます。

  
そして、これらの各サーバーの呼び出し方は以下のようになります。


     192.168.254.1のサーバーにはwanからはhttp://<グローバルIP>/
     Lanからは192.168.254.1のみで接続できます。
     192.168.254.2のサーバーにはwanからはhttp://<グローバルIP>:1030/
     Lanからはhttp://192.168.254.2:1030/で接続できます。

  

以上のように80番ポート以外の接続は異なります。アドレスの後に:1030のようにポートをつけ尚、Lan内からでもhttp://が必要です。あえて 付け加えますが、http:// の”:”は忘れないで入れてください。接続できませんよ!
  ・・・但し、製品として販売されているものは、ユニバーサル プラグ アンド プレイのルーターを使用して、web画面で設定できますので、もっと簡単に出来ています。しかし、基本は以上の内容を踏まえれば、理解しやすいと思います。
         05/03/03
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